適性を持ち合わせているSEとは

上流工程とは、プロジェクトが始まる前や始まったばかりの段階の作業を指します。どんなシステムをどのように作るか考え、計画を立てる段階のことです。
そこで上流工程で活躍するSEに必要な適性として、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

まず挙げられるのが、コミュニケーション力です。クライアントが求めるものをチームメンバーの間で正確に理解し、自分の考えを明確に伝えなければなりません。そのため、さまざまな意見や考え方が交わる場で、スムーズに話を進められる人が向いています。
また、リーダーシップも重要です。プロジェクトを成功に導くには、チームメンバーへの指示出しやモチベーションの維持など、リーダーとしての能力が求められるでしょう。

プロジェクトは計画通りに進まないことがよくあるので、問題解決能力も欠かせません。柔軟に対応し最適な解決策を見つけ出す力、予測される問題を先回りして考え未然に防ぐ力も大事です。
抽象的なアイデアを、具体的な計画に落とし込む力も忘れてはいけません。クライアントの要望から実現可能なプロジェクトプランを決めるうえで、アイデアを形にする力が求められます。

もちろん、技術的な知識も持ち合わせておきたいものです。最新技術のトレンドを把握していたり、専門的な知識より幅広い知識を持って応用したりする力は重要でしょう。
とはいえ、プロジェクトに対する熱意や情熱があることが最も必要な適性かもしれません。