SEが感じる上流工程の魅力

SEにとってシステム開発や導入における上流工程は、プロジェクトの土台を決める重要な業務です。
そのため、さまざまな要求を満たせる人材でなければ、上流工程に関する業務を達成することはできません。
上流工程で要求されることは、業務に関する知識やスキルの理解度、プロジェクトに関わる大勢への適切な管理能力、一人ひとりとしっかり意思疎通ができるコミュニケーション能力などです。
そのため責任も重大ですが、重大な業務ならではの魅力もあります。

魅力の一つが、高収入を獲得できることです。
責任が重大であるというプレッシャーはあるものの、上流工程を担うSEはその分一般的なエンジニアより給料が高い傾向があります。
自分の遂行した業務に対して相応の評価として高収入を得られるため、大きな充実感を感じることができます。
その点下流工程の給与はなかなか上がらないのが現状なので、上流工程を担うSEへの転職を考える人も少なくありません。

もう一つの魅力が、プロジェクトを自分の意思で動かせることです。
末端の従業員として言われたことをただこなすのではなく、自分の考えたことをシステム設定に反映・コントロールすることができるのは、エンジニアにとって大きな魅力でしょう。
人が決めた設計書に従う場合、自分が納得しないことでもその設計書通りに業務を進めなくてはなりませんが、上流工程を任せられた場合は自分の考えで業務をすすることがでるので、「やらさせている」という感覚を持たずに働くことができます。

上流工程のSEには上記のような魅力があるため、魅力ある仕事がしたい人は目指してみると良いでしょう。